里親制度について


里親とは親の病気、家出、離婚、そのほかいろいろな事情により家庭で暮らせない子どもたちを、自分の家庭に迎え入れて養育する人のことをいいます。
里親制度は、児童福祉法に基づいて、里親となることを希望する方に子どもの養育をお願いする制度です。

なぜ家庭的養護が施設養護よりも優先されるのでしょう?
幼い乳児や児童には、特定の大人との関係が必要です。これがないと愛着障害を起こすからです。
子どもは安全なベースがあって、初めて外の世界への興味を持って自我が芽生え成長することができるのです。

愛着障害のまま生育すると、自信を持てず、コミュニケーション能力が劣り、大人になっても就職ができない、反社会的な行動をとるなどのリスクが高くなるといわれています。

児童にとっては、実親の代わりに深い愛情を持って育ててくれる親代わりの里親が必要なのです。

近年児童虐待の増加により、実親に養育を任せられない児童が増加しています。
心や体に傷を負った子どもたちを里親の温かい家庭で受け入れ、子どもらしい生活をさせてあげてください。

子どもを育てた経験がある方も、ない方もご興味のある方はお住まいの自治体の児童相談所に、「里親になってみたい」とご相談ください。

昭和23年に里親制度が設けられてから約60年間が経ちます。一般的に、特別な方だけが里親になれるイメージを持たれているようです。
しかし、そんなことはありません。
実際の里親は、どこにでもいる普通の家庭のお父さん、お母さんです。
そして、子どもたちはどこにでもある家庭で生活を送っています。

厚生労働省のWEBページより抜粋


県内の制度について、詳しくは以下のホームページをご覧ください。